易経入門講座の第9回目が1月14日(土)に行われました。
今回は「旅」「巽」「兌」「渙」と卦辞の短い64卦です。
しかし応・正・比(乗、承)など爻の関係性の他、四季の吉凶や八卦の象など、考える点はたくさん出てきました。
前回の時中に関連して、卦象のどんな要素と卦辞を結び付けているかという話もありました。
易の最小単位は「大極・陰・陽」の3つになります。
これは人間が物事を考えるときに必ず持っている構造で、易を理解するためには何よりも大切だということです。
その上で「本→末」「具体→抽象」の2つの方向性で分析していきます。
易の考え方で重要なポイントです。
占いでは的中するさせること以前に、卦を見て自分なりのストーリー展開ができるかが大事ということでした。
このストーリー展開は、鍼灸師が臨床を行う際の診立てと近しいものがあります。
卦名・爻の関係性・八卦の象などで本卦から之卦へのストーリーを作ります。
そして占う対象の状況を想像して照らし合わせていきます。
ということで、宿題は講義中取り上げられた占例のストーリー展開を考えることです。
次回は2月4日(土)と少し早めですが、がんばりましょう!