易経入門講座 第3回報告

6月11日(土)に易経入門講座の第3回目の講習が行われました。

易の基本となる八卦について、前回は記号・名前・自然界での代表的な象(イメージ)・徳(特徴的な意味)の解説がありました。
今回はそこから派生して他にどんな象(イメージ)を連想できるかの紹介がありました。
形・性質・職業・体・続柄・動作・生物など多岐にわたる象(イメージ)が取り上げられました。
受講生の方は是非自分でも様々な物を八卦に当てはめてみてください。

また、易占の話も始まりました。
占いでは重卦(八卦を重ねたもの)・象・現実を結び付けて吉凶を導き出します。
ただ、象のイメージは無限に広げていくことができます。
現実の状況から想定できる未来も無限にあります。
無限の中から未来を重卦と結び付けられるように、筮前審事という分析法で現状を整理します。
これは鍼灸臨床での問診で患者さんの身体所見を整理することと同様の分析となります。
最後には昨年の受講生の占例を挙げながら象や筮前審事の使い方の実践がありました。

この講座で学んでいる周易は、文字通り周代(3000年前)に行われていたとされる占い方になります。
古くて洗練されていないために吉凶を出すのは難しいやり方です。
だからこそしっかりと易の理論を身に付ける練習になるということでした。
来月には実際に筮竹を持って周易の占いに挑戦します。
受講生の方は道具一式を準備して、楽しみにお待ちくださいね!