10月14日
基礎Ⅰ東京 土曜コース第九回が行われました
いよいよ第九回!!
ラスト目前となった今回ですが、
今回のテーマは「鍉鍼による基本治療」でした
講義:鍉鍼について
デモ:鍉鍼による基本治療
実技:脈調整の実践(講師に行う)
鍉鍼による基本治療(出来る人は、過去習った補助治療も)
という内容でした。
積聚治療では
毫鍼、三稜鍼、鍉鍼を使い分けて治療します。
◎毫鍼は皮下に刺入できる鍼
◎三稜鍼は皮下に刺入(出血を促す事)を目的とした鍼
◎鍉鍼は皮下に刺入れない鍼
としています。
この三種類の鍼を、刺激量など目的に応じて使い分けますが
今回の鍉鍼は、一番刺激量が少ない物です。
使用するのは
・刺激に弱い方(乳幼児や妊婦、アトピーなどの皮膚疾患など)
・任脈や督脈に刺激が必要な場合
などです。
他の鍼灸治療法でも鍉鍼は使用しますが
積聚治療では、以下の写真の物を用います。
積聚治療用鍉鍼、重さは5gの物です。
先端が細くなっていますが、毫鍼よりもはるかに太く
刺さる事は有りません。
写真の物は、ステンレス製ですが、銀製の物も。
基礎Ⅰでは、
刺激が弱い方に合わせて基本治療を行う為の道具となりますが、
段々とステップアップすると、面白い使い方が出来てきます。
詳しくは、応用コースまで受講していただくと分かるかと。
長谷川先生の講義の中でも話しになっていましたが
いずれにせよ、技や道具を使いこなすためには
熟練度合いが必要です。とにかく時間を掛けて練習すべきです。
多くの患者さんを診、治してきた会長は
「10年は続けてみて下さい」
と仰っていた事が有ります。
長く感じるかも知れませんが、その位気長に根気よく続ける事で
多くの事が見えてきます。
いよいよ次回が最終回
どのような成長をこの一年出来たのか
最後の回でしっかりみたいと思います。
お会いできるのが楽しみです。