11月12日(日)、気温6℃と肌寒いなか北海道基礎1コース第9回が開講されました。
今回は、今までに習った基礎治療と補助治療を鍉鍼で行いました。
鍉鍼は古代九鍼の一つで、刺さない鍼に分類されます。刺激が不要な乳幼児・小児や妊婦、刺激に耐えられないガンやアトピー患者などが対象です。
操作において毫鍼と最も異なるのは、皮膚を強く圧迫しないこと。皮膚に鍼の痕が残らないように、重さ5gの鍉鍼の圧力だけかけるようにします。
また鍉鍼は、太い柄側と細い柄側を患者の身体の緩み方によって使い分けていくのも面白いところです。
刺さなくても指標が変化することや、柄側の使い分けによる体の緩み方の変化に受講生も驚いていました。
次回は12月17日、最後の講習になります。講習終了後は懇親会も予定されております。北海道では雪も降り積もる頃で、何かと慌ただしい時期ですが万全の体調で臨みましょう。(太田昌宏)