5月16日(木)、応用Ⅱ木曜クラス第2回目の講習会が太子堂鍼灸院にて行われました。
今回は、補助治療についてと前回の実技で行った吸角の注意点の講義がありました。
積聚治療は精気の虚(生命力の低下)を補う目的で、基本治療というどんな症状の人にも行う治療手順があります。その基本治療を行っても精気の虚(生命力の低下)が補いきれず、身体の状態や症状に変化がでなかった場合に、補助治療という治療手段を使います。補助治療は、基本的な補助治療、一般的な補助治療、そしてこの応用Ⅱコースで学ぶ外傷治療と3種類あります。
積聚治療では、外傷(部)が精気の虚(生命力の低下)の原因になり、虚実(症状)が出現すると考えています。外傷部が回復していないと、精気が虚したまま虚実(症状)は消えません。外傷部の回復には、外傷部への直接的なアプローチである刺絡が有効となります。
応用Ⅱコースこの刺絡の技術を身に付けるのが目的です。
今回は、この刺絡時に使用する積聚会の三陵鍼を使う前段階としての技術を身に付けてもらうため、寸6-30番の銀の大鍼を刺す練習から入りました。
三陵鍼を刺入するには、指の力も必要ですし、度胸も必要なのです!
そして、最後は吸角練習。今回のポイントは軌道と音でしたね。
また次回まで、一ヶ月ありますのでしっかり練習してきてください。
次回は6月20日です。
応用Ⅱ木曜クラス助手:田坂