こんにちは。基礎Ⅰ日曜コースの講師及び助手をさせて頂いております伊賀秀文です。
11月10日(日)に基礎Ⅰ日曜コースの第9回目の講習会が行われました。
●今日の内容は、「募穴を使った積の調整」でした。
●まずはQ&Aでした
「腹診をする際、くすぐったさが強すぎて触れない人はどのようにしたらよいですか?」
まずは、くすぐったさが出ていること自体が指標になりましたね。
自分で触って診てもらうのも手ですが、服の上から触って診るとまだ触り易くなるなると話さ
れていましたね。
●補助治療である「募穴を使った積の調整」について
前回の講義で積聚治療=基本治療+補助治療という事を習いました。
そして、基本治療も補助治療も生命力の低下を補うために行うんでしたね。
基本治療後に、再度、腹診をして、まだ積が残っている場合に補助治療を使うことでもう少し
生命力の低下を補って行く手段として、前回は「四肢の要穴」を使う方法を習いましたが、今回
は、「募穴を使った積の調整」を習いました。
例えで話をされていましたが、いつも来る患者さんで、四肢の要穴の補助治療を使っても、ま
だ少し、積が残ってしまう患者さんがいる場合に使ってみると話をされていましたね。
(1)患側と健側
・正中の積(心積・脾積・腎積)の場合
両側の季肋部下縁の圧痛のある、または、力のないツボがある側を患側
・左右の積(肝積・肺積)の場合
積の側を患側
(2)選穴
・健側の墓穴を使う。
・刺鍼方向は皮膚面に垂直で、季肋部の上ではなく、季肋部の下に入るような方向でしたね。
●今回もかなり内容の濃い講義&実技だったと思います。
復習・練習に勤しみましょう。
次回、最終回第10回目は12月1日(日)午前9時~です。
また元気にお会いしましょう。
助手 伊賀秀文