11月5日(日)約2か月ぶりとなりました、基礎2クラスの第8回が行われ、胸部の補助治療が紹介されました。
積聚治療テキストには、胸部の症状には命門(GV4)や心肺症状には胸骨部、胸部の症状には、胸椎脊際や腰椎脊際などが紹介されています。
本日は、テキストには載っていない、華蓋(CV20)について紹介されました。
積聚治療では、華蓋(CV20)は胸骨角に取穴をします。表証外感病の場合には、背部治療で督脈使用したりすることで、十分対応ができますが、咳が止まらないなどの頑固な症状の場合には、この華蓋(CV20)に知熱灸がよく効きます。
小林先生は、任脈と督脈は人体の深いところに位置すると考え、症状が重い、動きにくい、長引いている場合には任脈や督脈を使っていました。
この華蓋(CV20)を使用していく時に、確認していく重要な指標が肩関節前面(ASJ)です。
また、華蓋(CV20)はその他にも、頚、鼻や目の上部の疾患や上肢の疾患、特にリウマチやへバーデン結節などにも対応できます。その場合は、てい鍼を使用します。気になる方は続積聚治療のP193も確認してみてくださいね。
次回は、来月12月3日(日)となります。