7/22(月)に第5回目の応用1コースが行われました。
いよいよ応用Ⅰコースの本題の「問診力を高める!」の問診の内容に入りました。
まずは、初診カルテの表面の説明。初診者カードも書いてもらいました。
主訴に関しては発症日時、部位、病状、経過を主に聞いていきますが、生命力の低下(精気の虚)の原因を探るようにや治療の指標となるように質問していくのがポイントになります。
例えば、発症状況・部位(範囲)・痛みの性状・程度・頻度・持続・悪化因子・軽減因子・随伴症状・合併症・日常生活・社会生活への影響までしっかりと問診することその情報は指標として使える事ができます。
患者さんはなぜ症状が出ているのか不安を持っています。症状が起きている原因を突き止めてあげると安心します。原因を突き止められるヒントになるのが問診ですので、しっかりと重要な情報を聴き出せるように練習していきたいですね。
今回受講生には実際に初診者カード・初診カルテに沿って問診・記入をしてもらいました。そしてその問診で得た情報をもとに治療をおこなっていきました。
裏面上部の既往歴で重要になるのが症状を時系列に整理して聞くことです。
時間を整理するには社会歴が大事になるとのことでした。社会歴(住居環境、仕事、職場環境、家庭環境、趣味など)を通じていつから症状が見られるのかが分かることがあります。
また、生まれた時の状態、出生児の記録も生命力の低下(精気の虚)の原因を知るうえで重要になります。帝王切開、鉗子分娩なども生命力の低下(精気の虚)と関係が深いと考えます。
患者さんにも生命力の低下(精気の虚)の原因を考えてもらえるような問診をしていけると良いですね。
次回は、9/9(月)です。
1カ月以上空きますので、是非、前半戦で得た知識を自身の臨床で試してみて下さい!