基礎Ⅰ土曜(7回目)

9月10日(土)に7回目となる基礎Ⅰ土曜講習会が開かれました。前回から一カ月以上あき、久しぶりの講習でしたが、みなさん、接触鍼や取穴など前に比べて慣れてきた様子、夏休み頑張って練習されたのではないでしょうか。

今回の講習は「四肢のツボを使った積の調整」についての講義、そして四肢のツボまでの手順をお互いペアになり治療をしあいました。復習となりますが、積聚治療では、接触鍼、脈調整、腹診、背部兪穴治療(膀胱経二行線)のあとにまだ積がある場合に四肢の要穴を用います。背部兪穴治療ではそれぞれ肝積肺虚証、肺積肝虚証となりますが、四肢の要穴の場合は肝積は肝経、肺積は肺経を用いますので注意してくださいね。また、たとえば肝積肺虚証で治療して、肝積は消えていたものの、新たに腎積が出てきた場合は、体が変わってきて新しくはっきりとしてきた腎積を指標に腎経を用いましょう。また、積が比較的強い場合(背部兪穴治療前と比べても変化が少ないような時)は、陽経のツボを使うことも考えましょう。

四肢の要穴は、手首~肘、足首~膝のツボを用います。切経して、痛みがあったり、凹んでいたり、他の場所と違うツボを見つけ、それを指標に、反対側のツボを用いましょう。手足のツボが変化すると、お腹の積も変化しているはずなので、指標を確認しながら、丁寧に鍼をしていきましょう。

また、D先生もおっしゃっていたことですが、背部兪穴治療の後も残っていた積が手足のツボで消えるというのは、手足のツボだから効果があるというよりも、背部兪穴治療までの過程で積み上げてきた治療効果があるからこそ、手足のツボという後押しによって体が変わり、「効果があるように」見えるということです。

講習のあとは、もちろん恒例のヤンヤン。なんとヤンヤン、改装されてました!!!

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