2012年度東京基礎Ⅰ日曜の5回目の講習会

ここ最近はとても天気が不安定で、先週は雨が降ったり止んだりと、なんだか気持ちも晴れない日々が続いていましたが、今日の講習日もすっきり晴れました。今のところ全5回とも快晴です。みなさんの日頃の行いが良いようです。

1.施灸練習:

積聚治療では、硬く捻った半米粒大(はんべいりゅうだい)を使うことが多いです。硬く捻るのは、柔らかく捻った灸よりも長くゆっくり燃えていき、1壮1壮の燃焼時間をできるだけ長くして、火の透りをよくして、身体の深部までいきわたらせるためです。基本的には、糸状から小豆大まで必要な大きさのものを自在に作成できる技量が必要です。最終的には、施灸部だけをみて、手もとを見ないで、同じ形状のものが続けて作れれば良いということです。一定の間隔で施灸ができるよう技術を磨いていくということです。

2.背部の領域の区分と取穴:

背部兪穴治療で重要となるのは、まずは基本となる膀胱経2行線をしっかり確認できることです。治療穴はこのライン上に存在するので、ラインを間違うと取穴が間違うということになってしまいます。

経穴の参考書に載っているような督脈の外方3寸のラインを診ていくのではなく、脊柱起立筋の外縁をそれとします。

積聚治療では背部兪穴を、「横」に五行的に分けたことと、経絡で「縦」に分けたことのに意味を持たせていますので、取穴がずれてると十分な効果を発揮することはできません。

これから毎回取穴のチェックをしていきます。一緒に頑張りましょう!

追伸:先週から 『太子堂ひょうたん』が花をつけ始めました。次々と咲いており、本当にひょうたんの収穫ができるかも知れません (Y)

【次回7/22(日)予定】背部の区分・取穴の復習と背部兪穴治療 & 中打ち上げ

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