基礎Ⅱ東京日曜⑤

前回の9月30日の講習会が、台風のため中止となったため久しぶりの基礎Ⅱ講習会。
久しぶりだったせいか、今回もかなりボリュームたっぷりの講習内容でした。
今回の内容は大きく分けると
①病症の種類と指標の関係
②背部兪穴の用い方
③精気の虚と刺激の関係
という内容でした。全部一気に書くのはもったいない内容なので、今日は①だけにしておきます(笑)
病症の種類と指標については、どんな病症あるいは症状の時にどんな指標を見る必要があるのかという内容でしたね。
かなりの人が、この症状の時にはこの指標!というのがあったら知りたいと思っていたと思います。
例えば、陰虚病症。症状としては、体の下部に現れる症状や陰虚脈というのがあります。
その時、おおよそ参考とする指標は・・・
極泉・膝関・曲泉・脛骨内側顆・孔最・肩井などがあります。
陽実病症の場合、症状としては、皮膚や粘膜が熱を持っている状態。消化器系の病気などがり、陽実脈があります。
おおよそ参考となる指標は・・・
烏口突起・肩関節前面・下顎枝後面・足底・臀部・中府や雲門穴付近などです。
ここで注意をしなくてはならないのがお・お・よ・そ・参考とする指標ということです。
あくまでおおよそ。病症と指標はあてはまらいということなのです。つまりこの病気ではこの指標とは言い切れないということ。
ここにあげた指標は、こんな症状が現れた時には確認する必要がありますよということです。
おおよそですが、こんなところを参考に確認をしていくと、今までよく分からず、ただ闇雲に触っていた指標も見逃すことなく確認できることでしょう。
そして、大事なことをもう一つ。指標を確認する時の注意点。指標はピンポイントで探そうとしないこと!です。
この続きはまた次回書こうと思います。
写真はテキストの指標を一つ一つ触り方を丁寧に解説中。
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