2013年9月21日に基礎1土曜コースの第10回目が行われました。
今回は灸頭鍼と皮内鍼。
受講生の方から話を伺うと、皮内鍼や円皮鍼などは長さや向きなどで補であったり寫であったりなどいろいろ使い分けられているとのことですが、積聚治療での使い方はシンプルなものです。
積聚治療ではこれらの色々な使い方を否定しているわけではなく、治療のどこに重点をおいているのかの違いだと思ってください。
積聚治療では基本治療、背部への鍼に重点が置かれていて、それによって補いきれなかった場合に補助的に皮内鍼などを用いるわけですが、皮内鍼や円皮鍼を主として用いる治療であるならば当然その用い方も違ってきます。お灸でも同じことで、お灸を主に用いる治療と積聚治療で使うお灸の使い方は当然変わってくるはずです。
ということで何度も言っているかもしれませんが、積聚治療では基本治療に重点が置かれていますので、そこはしっかりと頭に入れておきましょう。
灸頭鍼。火がついた艾が落っこちないかとはらはらしていましたが、みなさん上手に出来ていました。
灸頭鍼の最中は患者さんから目を離すと危険ですので、気を逸らさないようにしていなければいけませんが、危険な時だけでなく、通常の鍼や灸を用いる場合でも患者さんへの集中は切らしてはいけません。
次回は10月5日です。