セラピスト・ハイ

ランナーズハイとかありますが、私は明らかにセラピストハイだということが、ついこの間わかりました。

一昨年ボストンへ行ったときのこと、講義をしているのはは、お師匠様なのでぜんぜん疲れてはいないのですが、徐々にテンションが落ちていく感じがしてくるのです。毎晩パーティーがあってとても楽しいのですが、なんだかちょっと物足りない。ところが最後にボストンの受講生全員を同行の講師達で治療したあとから途端に元気になってきました。

色々な症状の患者さんを、次々と治療をしていくうちに明らかにハイになっていく自分を自覚するようになってきました。冷えの強い困難な症状の患者さんを治療すればするほど、その困難さにテンションがあがってしまう。でも、見た目はいつもと一緒だと思うのですが、とくにおしゃべりになるとか変な動きをするわけではないので。

外科医の先生のドキュメント番組で、食事もカップラーメンくらいで、次々と手術をしてそれも1年中休み無く、その姿を見てピンときました。同じだ。たぶん。

休んでいるときが、ダメなんですよね。余計なことばかり考えてどんどんマイナス思考になってくる。

反対に、時間を見ながら次は移動して講義、また移動して治療、とか必死になっていると、その間何も考えないで今すべきことに集中している自分が出現する。そうするとマイナス思考の入り込む余地がなくなってくるのです。

こうなると、回りもうまく流れ出して、ほとんどがうまく行くようになるのですが、体と一緒ですね。休みだからといって、うだうだしていると流れが悪くなり、それがあちこちに飛び火して、すべてがうまくいかなくなる。

それで、4月からさらに休みをなくしてしまったりして。でも、時折、倒れますので、バタッと、その時はごめんなさい。

あー、お師匠様の、まだまだだねえ。の声がきこえてくる~。img_1856