5月17日（日）太子堂鍼灸院で横山季之先生による、基礎１東京日曜クラスの講義が始まりました。
受講生は7名。学生さんだけではなく鍼灸師として既に臨床されている先生方も集まり、東京は蒸し暑い1日でしたが、皆さん暑さに負けず熱心に講義に参加されました。
さて講義の内容ですが、初回ということで前半はスライドを中心とした積聚治療の概要を、後半は実際の刺入練習が行われました。
前半の講義で、先生が強調されていた点は「積聚治療とは、背景に気の概念や陰陽観があるが、それは一般の人が考えるような目に見えない気の話でなく、この世のあらゆる現象を全て気の概念に置き換えて理解しようとしている」点でした。
この考えは西洋医学中心で生活してきた人達にとって驚かれる内容ですが、皆さんに少しでも理解してもらうために、「気の概念に基づいた病気の見方」や「何故虚実が現われるのか？」など沢山の例を用いて講義されました。
また後半の刺鍼練習では「委中穴」に一般ではあまり用いられない鍼尖が丸い、「ＳＪ銀鍼」で刺鍼することを体験してもらいました。先生は数分で刺入されましたが、痛みなく「ＳＪ銀鍼」で刺入することは非常に難しい技術だと思います。そんな中、先生の「器用・不器用ではなく練習するか、しないか。練習すれば誰でも出来るようになります。」という言葉は受講生にとって印象に残った言葉ではないでしょうか？
次回５月２４日（日）13:00- 受講生の皆さん、難しい内容ですがしっかり復習してきましょう！