裏・気の動かし方

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みなさん読んでくれましたか?

会長のやられていることを、他の会員よりいっしょにいる時間が多い私が、情報発信できたらなーと思いながら書いていますが。

『指標について』の連載から含めて、いつも原稿を書いていても思うのは、これまで会長が書いてきた多くの原稿や書籍には、積聚治療の上達法や臨床のコツが、本当に惜しみなく書かれているなーと、いうことです。会長の書いていることが難しい、いや奥深い爲に、誰が読んでも同じように理解できないのが、会長の文章です。

よく師匠から聞かされてきた事に、「小林先生の言っていることは難しいから、それを噛み砕いて伝えるのが私の役目」といのがあります。教育者との2足のわらじの私にとっては、己の理解が直接他人への教育方法に変換されます。でも、変換するということは、オリジナルではないということであり、ではオリジナルのままに理解するにはどうしたらいいかというと、オリジナルに至った思考を理解することが一番いいのではと思っている。積聚治療の技術であれば、それは全て臨床を通してのことであり、理論の要は易だろう。

会長の言葉の中で好きなものに以下がある。

「古典を金科玉条のごとくするのは、古典の著者に失礼だ。古典はそれを書いているときが、著者の最新の考えや理論かもしれないが、時間が経てばそれはもう、そのときの著者の考えには古すぎる。著者がもっと長生きしていたら、違う新しい考え理論が生まれていたかもしれないのに、後から読んだ人が、それを絶対視するなんて」と。

今日、補助治療に必要な新しい道具の試作版が製作者から届き、会長が我々の身体で試してみました。補助治療ですので、基本治療をやってから試したのですが、その時の治療は鍉鍼を使用して行いました。手元にあったので何気なく。通常、補助治療は精気が十分に補いきれないときに、補助的に行います。

治療はわずか数分の出来事だったのですが、治療しすぎて指標が全部消えそうになり、あやうく補助治療が必要なくなるとこでした(笑)。会長一言「あぶない、あぶない(笑)」。

こっちはやっとこさ指標を絞るのに苦労しているかと思えば、全部消えそうって…。凹みます。

助けてーコロ助。どこ見てるのー。