7月16日(日)基礎Ⅱ日曜追加コースの第5回が行われました。今回は、今までやってきた陰の病症の運動器疾患、内臓疾患に対しての補助治療の復習を行いました。
陰の病症の補助治療はいくつかありましたが、何を選択していくか、どの方法を使うのかも大事な要素になってきます。
例えば、陰の病症の補助治療のひとつに腸骨稜があります。この腸骨稜は指標としても使いますが、治療部位としても使えます。基本治療を行っても腸骨稜の変化が主訴と共に全くない場合は、補助治療として腸骨稜への巨刺、あるいは痛い方の腸骨稜へ直接鍼をする場合があります。またその時に使用する鍼は、長鍼、太鍼、灸頭鍼、三稜鍼などの種類があります。深いところにアプローチしたい場合であれば長鍼を選択したり、冷えが強いということであれば灸頭鍼を選択することもできるというわけです。
そこで、今回は長鍼・太鍼・灸頭鍼・透熱灸を自分で選択して練習を行いました。
写真1:指標の確認の仕方も重要です。写真は崑崙を確認している様子。
写真2:脊際の確認の仕方は非常に難しいです。
写真3:今回使用した鍼。太鍼(青木実意商店・長さ寸3・太さ33番・ステンレス製)長鍼(前田豊吉商店・長さ3寸・太さ0.34・ステンレス製)
写真4:長鍼・太鍼を練習中。
写真5:もちろん基本治療での脈やお腹もしっかりチェックしてもらいます。
次回の講習会は9月3日(日)となります。次回は、いよいよ陽の病症に入ります。陽の病症では、指標の数は約倍に増えますので、覚える指標もツボも増えていきます。次回までには1か月以上時間がありますので、今まで習った補助治療をどんどん試して覚えてきてくださいね。
基礎Ⅱ日曜追加コース助手:田坂