3月14日(土)に易経入門講座の第11回目が行われました。
今回の大成卦は「水火既済」と「火水未済」。
3年かけて進めてきた64卦もいよいよ最後です。
この2つは周易の「吉凶はめぐる」という発想の象徴とも言える卦です。
卦画も卦辞もシンプルですが、先生曰く味のある卦です。
また、前回に引き続き東洋医学と易の関わりについての話もありました。
現在の東洋医学は、中国の金元代の思想の影響を強く受けています。
その金元医学の理論ベースにあったものが不老不死を追い求める煉丹術であり、説明するのに使われたのが易なのです。
講習会ではその実践として小周天という気功法を皆で行いました。
占いでは中筮法という方法が紹介されました。
日本発祥のやり方で、今までやってきた本筮法より1/3くらいの時間で卦を立てることができます。
手軽にできるので、占う経験を積むという点で活用しやすいのではないでしょうか?
1年かけて進めてきた易経入門講座も今回が最終回になります。
とは言え、この講座は3年かけて64卦を修めることを目標としています。
来年度も変わらず開講される予定なので、引き続きの方も初めての方も振るって参加申し込みください。
このご時世ですが、4月25日にお会いできるのを楽しみにしています。