7月24日、北海道基礎1コースの第5回目が行われました。
今回のテーマは背部の五行区分を理解し、背部兪穴を取ることでした。
講義の後、鈴木先生がモデルの背中を使い、五行区分に線を引いていきます。体表解剖の解説をしながら、目印になる脊椎の位置を示していきましたが、肩甲骨や第12肋骨など、目印となる骨に正しく触れられなければ、取穴することが出来ないので、しっかり練習しましょう。
次に、背部兪穴の探り方を学びました。ここでは、肋骨角という部分に注目し、そこから取穴部位を導き出します。骨の目印でも、肋骨角でも、また今後の治療の上でも、触診技術が非常に重要です。それは積聚治療を実践する上では、いつまでも終わり無く続く世界ですので、覚悟してくださいね。
デモの後はペアになって、これまで学んだことの最初から、背部兪穴治療まで行いました。だんだんと治療の形らしくなってきました。まだ慣れないでしょうが、ここまでに学んだことが積聚治療の核となる部分です。学校が夏休み の間は、ぜひ家族や友人のからだを借りて、練習を重ねて下さい。(種田史洋)