4月15日(土)に易経入門講座の第1回が行われました。
この講座は3年で1クールとなるように開催されており、今回は新しいクールの第1回でもあります。
(※1クールとは64卦の1順を指すもので、受講はどの年から始めても大丈夫です)
今年は新しい受講生も多く、新鮮な雰囲気での講習になりました。
第1回ということで、まずは自己紹介。
そのあと、鍼灸のためになぜ易を学ぶかという話がありました。
伝統医学には必ず文化的な背景があり、中国医学の場合はそれが儒教にあたります。
儒教の中でも『易経』は原理であり、それを占いを通じて体感していきます。
その後は中国の歴史と易の歴史についてです。
歴代の王朝が変わるにつれ易の捉えられ方も変わり、そのために易は占いだけでなく天文・数学・哲学など色々なジャンルで使われたようです。
その一例として易の数字と東洋医学の関わりについても紹介されました。
経脈が12本など鍼灸師なら何気なく使っている数字が、実は易に関連するとわかると取っつきやすくなりますね。
易には「簡易」「不易」「変易」という3つの側面があります。
また陰陽・太極と気という対になるキーワードもあります。
これから1年間、これらの原理に馴染んでいきましょう!
そのための第1歩として、八卦の記号・名前・順番を覚えるという宿題が出ています。
これらは絶対に毎回扱われるので、今年から受講の方は頑張って覚えてきてくださいね。