基礎Ⅱ東京日曜追加コース 第4回

7月2日(日)、基礎Ⅱ東京日曜追加コース、第4回が行われました。

前回の内容は、陰の病症の中でも運動器の治療のポイントや、数ある補助治療のうちどれを選択していくのか?という内容でしたが、今回の内容は、陰の病症の中でも内蔵機疾患の補助治療についてでした。

陰の病症の内科疾患を部位ごとに挙げてみると、
下腹部では、尿・尿道・性器の問題。腰臀部では、大便・肛門の問題。
下肢では浮腫みなどが挙げられます。
それらの陰の病症の内科疾患に使用していく補助治療が紹介されました。
前回、陰の病症(運動器疾患)に使用した失眠などに加え、照海・腎兪・志室・鳩杞・水分・関元・中極・曲骨です。それぞれのツボの特徴についても紹介されていました。

選穴の基本は・・・
症状と指標の有無から、より遠いツボを選択する。
精気の虚が強いほど、鍼ではなく灸を選択する。
でしたね!

今回の実技では、皆があまり体験していない所ということで、鳩杞と曲骨の透熱灸を行いました!

写真1:鳩杞の取穴デモ

写真2:鳩杞の取穴の確認中

写真3:お互いの治療(鳩杞と曲骨の透熱灸を使って)

補助治療を行っていく上で大切なのは、基本治療中に指標の変化を追いながら、補助治療を考えること。そして、主訴の変化が見られない場合は、次の補助治療を考えることです。
明日からの臨床に、是非使ってみてください。
次回は、いよいよ陽の病症に入っていく予定です!

基礎Ⅱ東京日曜追加コース助手:田坂