こんにちは。基礎2コース東京土曜クラス助手の片山です。
7/21(土)第5回講習会が行われました。
今回は陰の病症の総復習を行なって行きました。
陰の病症は必ず腸骨稜の指標をチェックすることが大事です。
基本治療を行っても腸骨稜にまだ反応が残っていたら直接腸骨稜にアプローチをしていきます。
腸骨稜の反応が深い場合は長鍼、硬い場合は太い鍼、冷えがある場合は灸頭鍼を行なって行きます。
腸骨稜の反応がない、もしくは基本治療で無くなった場合はそれ以外の補助治療を行っていきます。
椎間、脊際、仙椎、仙腸関節、鳩杞などを使った補助治療です。なのでこれらの反応は基本治療前に必ず確認しておかないといけません。
また腸骨稜が反応が変化しても主訴が残る場合は
伏臥位では崑崙、失眠、委中、委陽を用います。
仰臥位では復溜、三陰交、足の井穴、榮穴を使用します。
”主訴から遠い場所”、”灸よりまず鍼”を原則としてに反応に合わせて選択して行きます。
主訴の変化がみられない場合には虚の程度が強いと考え、曲骨にお灸をしていきます。
基本治療を行い変化の様子を診ながら、常に次の手を考えておくのが大事とのことです。
実技では、今まで行っていない、穴を使って補助治療として鳩杞、督脈もしくは脊際の反応をみて透熱灸を行いました。
鍼灸学校ではなかなか直接灸、ましてや透熱灸をする学校は減ってきていると思います。
実際透熱灸をしてみると灸点紙を下に敷いて行う施灸や八分灸とは体に与える影響力の違いは歴然かと思います。受講生のみなさんもその効果を実感できたのではないでしょうか。
今回は前半最後の講習会ということで講習会終了後懇親会を行いました。
普段なかなかゆっくりお話しできませんが、受講生のみなさんとお話しでき楽しかったです。
次回の講習は8月25日です。
1カ月程空いてしまうので、今までやった内容を整理し、復習しておけると良いですね。
基礎2コース東京土曜クラス 助手 片山