基礎Ⅰ土曜クラス(第1回)

こんにちは。基礎1土曜クラス講師の小林隼人です。
先週末、5月11日(土)に、今年度の基礎1土曜クラスがスタートしました。

例年、基礎1クラスは太子堂鍼灸院や積聚会事務局で開催しておりますが、
積聚治療を学ぶ方が増え、講習会のコースが増設された関係で、
今年度の土曜クラスは、かさぶた鍼灸治療院での開催となりました。
また、今年度は講師2人体制での講習となります。宜しくお願いいたします。

第1回目は、積聚治療の概要とSJ毫鍼の構え方について、桂田先生から講義がありました。
積聚治療の「積聚」とは、お腹の異状を表す言葉で、そのお腹の異状を指標に、
鍼や灸をしていきます。
また、積聚治療の背景には、「気の概念」や「陰陽観」があります。
これらの内容については、普段、鍼灸治療を行っている治療家の皆さんでも
あまり馴染みの無い内容ですので、難しかったかと思います。
1度講義を聞いたからといって、すぐに理解できる内容ではありませんから、
何度も復習しながら進めていきますので安心してください。
回を重ねる毎に理解が深まってくるかと思います。

後半は、実際に積聚治療の治療手順を確認してから、いよいよ鍼の構え方の実技です。
積聚治療では、刺すことを目的に鍼をしませんので、鍼管は使用しません。
今回参加されている皆さんは、鍼管を使わずに鍼をするという経験はあるようですが、
学校で教わった鍼の構え方や、普段の臨床で行っている方法とは違う方が多い様で、
一生懸命、桂田先生の鍼の構え方を再現しようとされていました。

最後は、教わった鍼の構え方で、実際にペアの方の委中穴に刺鍼練習をしました。
今回教わった鍼の持ち方は、次回以降に行っていく鍼の操作の基本となります。
次回は6月1日(土)です。次回の講習会までにたくさん練習しておきましょう!