応用1コース事務局日曜クラス 第5回講習

こんにちは。応用1コース事務局日曜クラス助手の片山です。

7月28日に第5回講習会が積聚会事務局で行われました。

まずは講義です。

今回は初診カルテの表面の説明がありました。

主訴に関しては発症日時、部位、病状、経過を主に聞いていきますが、精気の虚の原因治療の指標となるように質問していくのがポイントになります。

例えば、発症状況・部位(範囲)・痛みの性状・程度・頻度・持続・悪化因子・軽減因子・随伴症状・合併症・日常生活・社会生活への影響までしっかりと問診することその情報は指標として使える事ができます。

患者さんはなぜ症状が出ているのか不安を持っているとのことでした。症状が起きている原因を突き止めてあげると安心します。原因を突き止められるヒントになるのが問診です。

問診は治療をしていく中でとても重要な情報になります。しっかりと重要な情報を聴き出せるように練習していきたいですね。

今回受講生には実際に初診者カード・初診カルテに沿って問診・記入をしてもらいました。そしてその問診で得た情報をもとに治療をおこなっていきました。

治療後には1人ずつ森先生からチェック、アドバイスをもらいました。少人数ならではできる貴重な経験ですね。

森先生からは

・既往歴と社会歴を繋げて問診を進めていく。

・話の中で病症が出てきたらそれに対して「いつから、どこが(範囲)、症状(どのように)、経過、程度、頻度」など深めて聞いていく。

・必要な情報を絞って聞いていく。

・項目に対して何もない場合は「特になし」と記入しておくと聞き忘れと区別ができる。

・外傷の場合はどこから外力を受けているかを詳細に聞けているとそこも指標の1つになる可能性がある。

・治療では主訴に対する指標をしっかり確認する。

などとアドバイスをもらっていました。

初診時は1時間程度で問診・治療含めできるようにするのを目標にとのことでした。そのためには問診の時からこの人にはどの程度の刺激量が必要か、補助治療の必要性を考えておくことが大事になります。

問診は1度2度では身にならないので、9月までに問診ができるように練習しておけるといいですねということでした。

今回は講習会終了後暑気払いを行いました。

受講生のみなさんとゆっくりとお話しでき楽しかったです。

次回の講習会は9/1(日)です。

応用1コース事務局日曜クラス助手  片山