北海道基礎2コース第4回報告 2019年7月21日

7月21日(日)、恵庭市で北海道基礎2コースの第4回目が開催されました。

第4回目は、陰の病症(内科疾患)の指標確認と補助治療です。

座学では、陰の病症(運動器疾患)についての復習として、腸骨稜(秩辺あたり)の指標の存在、陰の病症の運動器疾患における治療のポイント・運動器疾患における補助治療(腸骨稜の指標が緩まない場合、腸骨稜の指標が緩んでも主訴に変化がない場合、腸骨稜の指標の有無に関わらず行う場合において用いる経穴ややり方)等について確認しました。

次に、陰の病症(内科疾患)が持つ意味、指標(特に恥骨(曲骨あたり)、秩辺あたり、崑崙・太渓(踵骨上際)等)、補助治療で用いる経穴(特に女膝、照海、鳩杞等)、内科疾患の治療のポイント、内科疾患の補助治療(特に失眠・女膝、照海、腎兪・志室、鳩杞、水分・関元等)について学びました。

実技では、鈴木先生がモデルを使って補助治療で使用する秩辺あたりの灸頭鍼、鳩杞への多壮灸のデモを受講者に展示しました。

40分以内に基本治療後、補助治療として「鳩杞」への灸を行いました。

灸自体が久しぶりという方もいて、艾を素早く同じ形で据えることに苦労されていました。それでもみなさん課題は見事にクリアして、時間内にカルテの記入まで終了していました。

次回までしばらく間隔が空いてしまうので、今の練度を維持できるように、復習と自主練をしっかり行っていきましょう。(佐藤隆史)