こんにちは。 基礎Ⅱ日曜クラス助手の小林です。
先日、9回目の基礎Ⅱ日曜クラスが行われました。
前回、「陽の病症(内科系疾患)」の補助治療として、「督脈」について学びましたが、
今回は「任脈」について講義がありました。
督脈は、背部(=陽面)の中央(=左右の接点)である為、
身体への影響が強い場所(ツボ)ですが、
任脈は、胸腹部(=陰面)の中央(=左右の接点)で、陰極と考えることができるので、
督脈よりも更に身体への影響が強い場所(ツボ)と考えることができます。
督脈のツボの内、胸骨上にある「璇璣、紫宮、玉堂、膻中、中庭」の5穴は、
胸骨治療で用います。
生命力が低下していて、うつ伏せになれないような場合に行うことがあります。
その他、任脈のツボは、「華蓋、中庭、神闕、陰交」の4穴には鍉鍼を、
「水分、関元、中極、曲骨」にはお灸を使って補助治療を行っていきます。
いよいよ次回が最終回となります。
普段、臨床をされている方が多いクラスですので、毎回たくさんの質問が出ますが、
次回までに疑問をまとめておきましょう!