易経入門講座 第2回報告

5月14日(土)に易経入門講座の第2回目の講習が行われました。

初回の講義で紹介された易の考え方の中に、「物=気を対象として認識する」という話がありました。
それを踏まえて、今回はまず「易でいう伝統的な気」と「現代日本での気」の違いから始まりました。
東洋哲学(医学)は「すべてはきでできている」という前提で成り立っています。
スピリチュアル・気功でいわれる「気」も包括できる概念ではありますが、元々の東洋哲学(医学)にあった発想ではありません。
易や東洋医学の古典を勉強する上で混乱しないために抑えておくべきポイントです。

また、とある文献には「易は有形を要約する」と書かれているそうです。
ここでいう有形とは易の基本となる記号のことで、爻<こう>や卦<か>と呼びます。
今回は、この爻(2種類)と卦(とりあえず8種類)について、記号・名前・イメージ(象)・そして徳(特徴的な意味)などの解説がありました。

今回の内容は以後毎回のように扱う基本的な部分です。
慣れない方は初耳の単語がたくさんで大変だと思いますが、講義で何回も聴くうちに段々と身についてくるはずです。
もちろん復習も大事なので、不安な場合は動画を見直してみて下さいね。