東洋医学には、鍼・灸・刺絡を中心とする鍼灸治療法がある。
鍼灸治療の中で積聚治療は、東洋的な発想を基本とする鍼灸治療法である。
東洋的な発想に基づいた鍼灸治療ということは、気の概念を基盤に置いた治療法ということになる。この世のすべてのものを気という見方(概念)で理解しようということで、「あらゆる現象を気の考えに置き替えて理解しよう」ということである。
項目として
- 積聚治療では、鍼・灸・刺絡・鍉鍼・イメージ・意識・易・気というそれぞれの「気
の概念」により、治療効果に違いがあることである - 上記の8つの概念に、気とイメージを組み込み・組み合わせることにより治療効
果が高まることは、小林詔司先生の著書に見られ実際の治療で体験される - 気とイメージを組み込み・組み合わせることは、「気の体感」と「気の練功」と「気
の実感=気を知る」ことでさらに治療効果は高められる - 上記の「気の体感」と「気の練功」と「気の実感=気を知る」を体得するために、「
站樁功」の「練功」により、治療効果は高まると考えられる
以上をテーマに、実技を中心にすることを目的とする。
以上。
講師 加藤 稔