北海道基礎1クラス 第8回  9月4日(日)

9月4日(日)、北海道基礎Ⅰコース第8回が行われました。

今回は、季肋部下縁のツボを使った補助治療を学びました。

補助治療の意義は、基本治療だけでは、精気の虚が補いきれない場合に用います。
治療の最後の段階で腹診した時に、深いところに積があって、もう少し精気を補いたい時に用いるのが季肋部下縁のツボを使った治療です。

また、季肋部下縁は、胸部と腹部の関係では上下で陰陽の接点となります。

①正中部に積があるとき(心積、脾積、腎積)は、季肋部下縁を触診し、異常性のあるもの確認して、反対の 健側を治療します。

②左右側に積がある場合(肺積、肝積)は、反対側の季肋部下縁の確認をします。
例えば、肝積では、右季肋部下縁のツボを確認して、左側に治療をしていきます。

このことを踏まえて、季肋部下縁のツボから肋骨の裏へ潜り込むイメージ、肋骨に対して垂直に鍼を当てること、そして、指標は積!と教えていただき、実技で受講生は、お互いに治療を行いました。

『治療時間は短く、効果は最大に!』を心掛け、基本治療4穴+要穴2穴+季肋部2穴、合計8穴を含め、ぜんぶの流れを60分以内に行えるようにしていきましょう。

次回は、来月10月2日になります。次回まで時間がありますので、ぜひ、練習をしてきてくださいね。

次回は、テイ鍼を使いますので、忘れずに持ってきてください。(瀧田園子)