28日の木曜日、いよいよ三稜鍼を使っての刺絡を行いました。
他の鍼と同様に、三稜鍼も刺手は、鍼が対象の皮膚面に対して上下に(垂直に)動かせるように拇指と示指で持つことが大切です。
「引き」は勿論大事ですが、「刺し」が出来ないと目的のところまで辿りつけませんから。
今回は殿部を対象としましたが、尻たぶって吸角を置いた時に予想外な肉が吸引されるなぁと思っているのは私だけでしょうか。骨ばっているところより置き易いですが……。
基本的には刺絡は外傷部位が対象となります。
頚部はガクッと振ったところを狙うわけですし、その他打撲は「1番強く打ち付けたところ」を狙います。打った直後に鬱血が広くみられる場合や時間が経って表面的には痕が残っていない場合、この「1番」を見つけるのが難しいのですよね。だから転倒などでは「どのように、どの角度で、どこから、何に当たったか」を 問診で出来るだけ絞り込んでいくのです。
来週は最終回。いよいよ頚部です。そしてその後懇親会開催。
飲み放題ですが、酒のまわり早いはずなので、ほどほどにしましょう。