応用コース 第3回

3回目が終わりました。内容は積聚治療最大のテーマと言っても過言ではない『意識』についてです。

意識とな何かという説明から、意識の治療での使い方までわずか40分で会長は解説されました。確かに、あれ以上は説明しようがないのですが、説明を理解したからといって、すぐに治療で意識を使えるかといったら大間違いです。つーか、使えません(笑)。使えませんということはないですね(笑)。実感がありません。

例えば、膝の痛みのある患者さんを治療するとき意識の使い方としては、患者の膝の内部もしくは、膝の後の風景までを透視します。そうすると、患者さんの精気の回復力が増します。しかし、イメージした時に回復が違う!と実感できていなければ、それは意識と言う名のイメージではなく、ただの妄想と言ってもいいです(笑)。つまり、精気の虚が回復しない、指標が変化しない(いつもの治療以上の変化)のであれば意味がないのです。

では、どうしたら膝を透視するイメージで、効果が増すのか。基本的には、イメージすることで患者の精気が回復できるような術者の体になることです。具体的に言うと、集中力をつける(増す)こと、指標の小さな変化を読み取れるような手を作ることとなります。後者はひらすら体を触って練習するしかありません。たまに講師の先生に触り方を確認してもらうのも重要です。前者の為には、委中の刺入練習を欠かせません。それ以外に、たんとう功など行うのも重要です。どちらの練習も自分の体(手)に意識を集中させます。手が温かくなるまで、やり続けます。1ヶ月で身に付く人もいれば1年、2年かかる人もいます。ちなみに未熟な私は1年半位かかったでしょうか。この練習の困ったところは、上達がすぐにわからないことです。つまり、徐々に感覚をつかんできた!とか、わかってきた!とかがないことです(悲)。続けていくとある日突然できるようになったことがわかります。そこまで、我慢できるといいのですが…。

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