基礎2東京土曜クラス 第8回

先日(10/26)、積聚会事務局にて第8回基礎2講習会が行われました。講師は、横山季之先生です。

今回は、
①陽の病症の補助治療(胸骨・胸椎)
②実技:胸椎上部の補助治療
について学びました。

講義では、陽の病症の補助治療を学びました。陽の病症でも陰の病症で使用するツボを選択することがありますが、これは陰虚を補うことで陽の病症を改善させます。なぜなら、陽の病症は、陰虚が高じて(精気の虚が進行して)成ったものと考えるからです。
次に、胸骨治療と胸椎の補助治療の紹介もありました。胸骨治療は補助治療として、また背部の治療が出来ない場合にも応用が利きます。任脈は陰中の陰で、ツボの影響力が強いこと、そしてここでの陰中の陰は「下」ではなく「中」や「中心」として理解します。

実技では、胸椎上部(1~7番位まで)について学びました(上肢の問題と見立てた前提)。そして左右脊際の圧痛を指標として確認し、最後に補助治療として透熱灸を施しました。受講生は触診時の骨上の違和感を理解されてきている様です。カルテ記入も早く仕上がる様になったのを感じます。

次回は第9回目の講習会、11月16日(土)です。秋らしくなり少し冷えやすい気候になりました。残り2回の講習会、頑張りましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

基礎2土曜日クラス助手  横井ひかり