易経入門講座 第5回報告

9月10日(土)に易経入門講座の第5回目の講習が行われました。

今回は講座名にもなっている『易経』の歴史・内容から。
『易経』は中国古典の1つで、孔子がまとめたと言われています。
中国の歴史の中で『易経』の扱われ方は移り変わっているので、時代ごとにどのように読まれていたかという説明から入りました。
現在出版されている『易経』を読む場合、どの時代の『易経』を基にしているかをわかっていると理解しやすいということです。
また、『易経』の中身についても、卦(記号)・辞(ことば)・十翼(解説)がそれぞれどういう由来で成り立っているかも取り上げられました。

実際に『易経』の辞を読む際には、いくつかの着目点を持つとわかりやすくなります。
その中から今回は応・比・承乗・位・中・互卦が紹介されました。
一度にまとめて聞くと難しく感じますが、重卦の講義に入って実際に扱うことで段々と慣れていきます。
今年度が初めての方もご安心下さい。

最後は「花咲か爺さん」を卦で表現してみる、12年目にして初めての試みでした。
今回は心優しい老夫婦・欲張りな老夫婦・犬にはどの卦が当てはまるか考えてみるというものです。
目の付け所によって人それぞれ色々な卦を挙げていました。
ぜひ練習として他の話なども卦で表現してみて下さい。

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10月29~30日にタワーホール船堀で日本伝統鍼灸学会学術大会が行われます。
http://jtams.com/50-tokyo/
当講座の講師である藤原先生も座長として登壇予定です。
他にも応用2コース講師の高橋先生がシンポジウムに参加するなど見どころ満載です。
都合がつく方は参加してみてはいかがでしょうか?