大阪 積聚治療 基礎Ⅰコース ⑥

私が積聚治療をはじめたきっかけは、鍼灸学校の学生時代にさかのぼります。

当時、母校の鍼灸学校教育は積聚治療を中心に構成されており、1年生で鍼灸の基礎実技、難経の購読をおこない、2年生の1年間をかけて積聚治療を習います。そして3年生で地域の方々を対象に臨床実習を行い、実際に治療していきます。私が初めて臨床実習で治療した患者さんの主訴は顔面神経麻痺でした。顔面神経麻痺という症状を西洋医学的に十分把握しているわけでも、過去に治療経験があるわけでもありません。でも、帰りには顔の状態が良くなったと笑顔で帰られた患者さんのことは今でも覚えています。患者の主訴に振り回されないこの治療システムのおかげで、鍼灸のすごさも、治療の難しさも、責任も何もしらない時代の私が治療できたのです。それから10年以上経ち、今では鍼灸学校で先生をやりながら、日々の臨床にあたっています。

「先生はなぜ積聚治療を選んだのですか?」とよく学生の聞かれます。

私が続けてきた理由は、師匠(学校の先生)がかっこよかったからです(笑)。授業中に具合の悪い生徒を治療したり、さっと鍼を刺したり、すべてがかっこよかった。その師匠が長年続けてきた治療なんだから、いいに決まっています。疑うまでもなく、師匠と、この治療を信じて続けてきました。

春から教員10年目になります。臨床続けて13年目になります。

いま、同じように「先生はなぜ積聚治療を選んだのですか?」と聞かれたら、こう答えます。

「教えてくれた師匠がかっこいいから。そして、この治療がすげーから!」と。

このブログを見てくれたそこの鍼灸師、鍼灸学校の学生のあなた!何がすげーか、まずは冷やかし半分無料説明会に足を運んで見て下さい。飛んでこいとはいいません。あっ、飛べはしないか(笑)。んー、ニコン最高!

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