5月27日に基礎Ⅰ土曜コースの第二回が行われました。
今回の概要
○講義:積聚治療の基本概要の復習
腹部接触鍼について、下腿の指標について
○デモ:腹部接触鍼、指標の取り方
一連の治療
○実技:腹部接触鍼、委中刺入
第二回目となりました。
積聚治療の基本的な考え方について改めて復習しましたね。
「精気の虚」という言葉、何度も反芻していきましょう。
今回は基本的な用語として「指標」という言葉が強調されていました。
また、初めて膝周りの指標をさわっていきました。骨を意識して、直角に押していきます。
角度、強さ、方向、押す際の姿勢など、毎回同じ状態にする事が大切です。
陰陵泉(SP9)、膝関(LR7)、曲泉(LR8)、大腿骨内側上顆(EM)ですが、各部位で押し方にコツが有りましたからね。しっかり覚えておきましょう。
精気の虚が現れやすい場所ですから、同じ人で何度も触れる事、多くの方で触れる事など、数をこなす事が大切です。
接触鍼は、ポイントは3つ程有りました。
「上から下に、奥から手前に運鍼する」
「接触、ではなく圧迫という意識を持って行う事」
「鍼先、押手の母指、示指の三点が同時に付く事」
でした。
もちろん、痛みを起こさない事は大切ですし、これ以外にもタオルでの拭き方なども注意が必要との事でした。
長谷川先生も仰っていましたが、積聚治療の基本的な技術の中で最も難しいのがこの接触鍼です。
何度も練習する事は大切ですが、ポイントを押さえないと上達はしません。
段々と、「真似の仕方」も上達すると良いですね。
講師の見本に似せられる。というのは学び方が上手な証拠です。
「学ぶは真似ぶ」とは良く言った物です。
会長の接触鍼を何度も見ていく事が推奨されていましたが、鍼先だけ見ているようではいけませんよ。
先生の指の使い方はどうか。どの関節がどれ位曲がり、どの関節が伸びていて、どのような手の動き方をしているか。その時の姿勢や視線、リズム感は、など真似ぶべき所はたーくさんあるのです。
キツイいい方になりますが、同じ鍼を使って、それっぽい事をしているだけ。では治療効果までは真似られません。
段々と治療について進んでいきます。
2週後には脈調整まで進みますね。
今回までの復習+反復練習
「正しく」行った分だけ成長できます!!頑張っていきましょう!