北海道基礎1クラス 第6回  8月21日(日)

8月21日、北海道基礎1コースの6回目が行われました。

今回のテーマは肩部治療、再診カルテ についてです。

今まで習ってきた腹臥位、仰臥位で治療をした後、座位で最後の確認と調整です。治療の後はカルテの記入。これで一連の基本的な治療の流れが出来上がります。

講義の後、鈴木先生がモデルを使い一連の流れのデモンストレーションです。

デモの後はペアになっての実習です。脈診、腹診、背部兪穴の位置など まだまだ不安な点もあり鈴木先生に指示を仰ぎながら治療を進めていきます。といっても、患者様一人一人の身体が違うので、どれもシンプルですが精度を高めるには終わりのない練習が続きます。

治療の後にカルテの記入です。初めて書くカルテ。何度も書いていくうちにだんだんと慣れていきます。

受講生から 5病症の判別とその治療方式 の質問がありました。

病気の成り立ちはすべて「精気の虚」から起こり、その程度によってそれぞれの病症になります。そして「精気の虚」を補うと症状は治まります。

どの病症に対しても第1方式で精気を補うことができます。基礎1ではまず第1方式をしっかりマスターすることが大切になります。

積聚治療に慣れてくると、だんだんと病症の違いを判別しやすくなってきます。上のコースに行くと学ぶことができます。

何事も基本がとても大事です。まずはどのような症状に対しても第1方式を使い倒していくと見えてくるものがあるようです。

まだまだ奥の深い、そして興味深い世界が広がっているようです。

次回からは補助治療に入っていきます。

治療の幅が広がっていきます。楽しみですね。

(笠 秀明)