こんにちは。基礎1土曜クラス聴講生の片山です。
10月8日(土)に第9回基礎1土曜クラスが行われました。
前回に引き続き、補助治療について学んでいきました。
今回は季肋部下縁のツボを使った補助治療です。
季肋部下縁のツボを使った補助治療は基本治療を終え、四肢のツボを使った積の調整をした後でもまだ積が残っているときに用います。
左右の季肋部のどちらに鍼をするかは残った積によって変わってきます。
心積、脾積、腎積など正中部の積が残った場合は季肋部下縁の圧痛等を確認し、健側の季肋部下縁のツボを使います。
肝積・肺積が残った場合には反対側の季肋部下縁のツボを使います。肝積は左側を患側として、右側に鍼をする。肺積であれば、右側を患側として左側の季肋部に鍼をするというようにしていきます。
季肋部で鍼をする範囲ですが、おおよそ不容穴付近から章門穴付近の季肋部下縁を用います。
胃経が肋骨にぶつかるところが不容穴でだいたい第8肋骨の付着部です。
章門穴は第11浮肋骨の付着部です。その範囲で圧痛等を探し、反対側に鍼をします。
使うのはツボの名前にこだわらず、あくまで反応点の反対側に鍼をし、患側部分と積の変化を確認していきます。
この季肋部下縁のツボを使った補助治療が治療の最終段階に位置付けられていますが、背部兪穴の治療までで終えるようにするということ大事になるとのことでした。技術を上げ基本治療だけで十分な変化が出せていけるよう練習が必要ですね。
いつも通り基本治療の練習を行った後、前回行った補助治療である、四肢のツボを使った積の調整をして、それでも変化しない積に対して季肋部下縁のツボを使った補助治療を行っていきました。
9回目ということもあり基本治療はみなさんだいぶスムーズにできるようになりましたね。
カルテの記入時間も短くなり、太子堂鍼灸院で使われているカルテに慣れてきたようです。
次回の講習会は10/22(土)です。
次回最後の講習会になります。講習会が終わるとなかなか気軽に質問できる機会が少なくなりますので、疑問に思っている点などどんどん聞いていけるといいですね。また講習会後には懇親会があります。講習会終了後からなので遅い時間になり遠方から来られている方は大変かと思いますが、最後の機会なのでなるべく都合をつけ参加できるといいですね。楽しみにしています。
基礎1土曜日クラス聴講生 片山玲美