12月10日(土)に易経入門講座の第8回が行われました。
今回は64卦の講義はなく、前回出た宿題の話からでした。
『易経』には「君子は居れば則ち其の象を観て其の辞を玩び、動けば則ち其の変を観て其の占を玩ぶ」という文があります。
この文に因んで、上卦が離で下卦を変えていった時の記号と意味のリンクを考えるというものでした。
計8卦について受講生の回答を並べてみると、「爻の関係」「爻の位置」「八卦の象」「別の卦との比較」「画象」「義象」「上下の関係」など様々な着目点がありました。
同じ上卦の離でも状況によって意味が変わる、という時中の考え方が占いでは大事ということでした。
冬至の日に翌年について占う年筮というものがあります。
この講習会では冬至の近くと言うことで12月に毎年恒例で行っています。
上記の時中を踏まえ、何のジャンルについて占いたいかターゲットを絞っておきます。
その上で想定できる翌年の予定を書き出し、占いに挑みます。
今年度は本筮法で年筮を立てました。
本卦が上半期、之卦が下半期を表します(之卦がなければ本卦が通年です)。
また変爻させることで月ごとの卦も作れます。
この卦と想定できる予定を組み合わせて考えるということでした。
皆さん、本筮法を復習しながら熱心に揲筮を行っていました。
今年の冬至は12月21日です。
練習もかねて、講習では占わなかったジャンルについて立卦してみてはいかがでしょうか?