こんにちは。基礎Ⅰ日曜コースの助手の伊賀秀文です。
10月1日(日)に基礎Ⅰ日曜コースの第7回目の講習会が行われました。
- 今日の内容は、「四肢のツボを使った積の調整」でした。
- 積聚治療は、「基本治療」と「補助治療」がある
病はすべて「精気の虚」から始まり、それを補うことが「治療」であるというのが積聚治療の考え方でしたね。その「精気の虚」を効率よく補える手順というのが、前回までで皆さんが習ってきた、腹部の接触鍼に始まり、肩井の鍼までの手順です。これらの手順のことを積聚治療では、「基本治療」と呼んでいます。
そして、実際に治療をしていくにあたり、この「基本治療」が終わった段階で腹部の積が残っている場合に遭遇することがあります。その際に使用するのが「補助治療」です。
ここで注意して頂きたいのは、「補助治療」の目的も「精気の虚」を補うという事です。つまり、「精気の虚」を補う基本的な手順である「基本治療」を“補助”するための治療方法が「補助治療」という事ですので、「標治」ではありませんので注意してください。
- 補助治療の種類
補助治療の詳しい内容については『続・積聚治療』に詳しく載っています。
補助治療には「基本的な補助治療」、「一般的な補助治療」、「外傷治療」の3種類がありましたね。
- 補助治療「四肢のツボを使った積の調節」
手足の要穴を用いて深い積を動かす事が目的でしたね。選穴は四肢の末端から膝・肘関節までのツボを対象としていました。基本治療が終わって、腹診を行い、最も際立った積を選び、その腹積の部位と同名の陰経上にツボを選ぶんでしたね。積が比較的に強い場合には陽経も用いましたね。1穴もしくは2穴を目安にし、左右で比べて反応の強い側を患側、弱い側を健側として、健側に施術をして巨刺を行っていきましたね。
- 今回もかなり内容の濃い講義&実技だったと思います。
復習・練習に勤しみましょう。
次回、第8回目は11月19日(日)午前10時~です。
また元気にお会いしましょう。
助手 伊賀秀文