7月16日(日) 基礎1コース北海道クラスが開催されました。
今回のテーマは 脈診、脈調整です。
本題に入る前、前回の接触鍼などの質問が盛んに出ました。「小林詔司先生の動画のようにうまくできない」「あの指の動きは?」
今更にしてハッとさせられる新鮮な質問ばかりです。
施術者一人一人手や指の大きさなど違うので本質をつかんでそれぞれの体に合った丁寧な接触鍼を心がけたいものです。
積聚治療においての脈は一つの指標とし、脈診は六部定位脈診を用いて臓腑の名前で表しますが、直接的に臓腑の問題とはとらえず、「精気の虚」の状態と程度を示しているというところがポイントとなります。
陽実脈、陰虚脈の診方の説明、脈診での指の使い方、孔最付近の触り方、選穴、など脈調整の手順の説明ののち実習です。
実習では今まで学んだ心拍数、指標の確認、腹部接触鍼をして、脈診と脈調整です。
実際に脈を診るとき、三指を伸ばし指腹で脈を感じ取ります。孔最付近の触り方、太淵、大陵への鍼の当て方、孔最付近の変化 なかなか思うようにいきませんが、感触はつかめたと思います。
次回は8月6日 いよいよ腹診と背部兪穴です。
たくさん練習し、多くの体に触れ、取得していってもらいたいと思います。
(笠 秀明)