5月11日(土)に易経入門講座の第2回が行われました。
初回である先月は易にまつわる歴史を学びました。
いよいよ今回は易の構成要素である記号とイメージの内容に入りました。
易の記号は1段だと爻(こう)、それを3段に重ねると八卦(はっか)と呼ばれます。
まずはそれぞれの記号と名前を覚えることが易の勉強の入り口でもありますね!
東洋医学でおなじみの陰と陽は、易の中にも出てきます。
下図のように太極から陰と陽の2つに分ける、という工程を3回繰り返すと八卦ができあがります。
太極・陰陽で分けない・分けるという考え方について、病因・症状など鍼灸に応用した実例もありました。
坤 | 艮 | 坎 | 巽 | 震 | 離 | 兌 | 乾 |
太陰 | 少陽 | 少陰 | 太陽 | ||||
陰 | 陽 | ||||||
太極 |
もう1つの要素のであるイメージが、卦の意味や形から連想される象(しょう)になります。
徳・自然・方角・十二支・五行・季節などがどのように八卦と結びつくか、次々と紹介されました。
鍼灸で使われる九鍼・経絡・八風・撚鍼などにもつながってくるんですよ。
最後は梅花心易という占い方が紹介されました。
易の占い方というと筮竹をジャラジャラする印象がありますが、梅花心易は何も使わずに占うことができます。
筮竹を使うやり方も7月に行うので、それまで気軽にできる梅花心易で八卦などに馴染んでみて下さい!