応用Ⅰコース第3回目は、いよいよ病因のお話です。
前回から初診カルテを使って精気の虚の程度を推し測りながらの問診技術の話を始めました。それに加え、その症状の原因(病的な精気の虚がなぜ起こったのか?)を探っていく問診技術について、日常生活での「習慣」と「新規」に注目して病因を探っていくことの大切さをお話させていただきました。
特に今回は、飲食と睡眠についてです。食べ物を摂取して調子が悪くなったり、睡眠がうまく取れなくて体調が優れない経験は皆さんお持ちですよね。両者とも毎日行っている日常生活で、その過ごし方は必ず精気の虚との関わりを感じる要素になります。それほど体に与える影響が強いわけですから、丁寧に問診をしなければいけない項目だと思います。
実技は、脈診にスポットをあてて行いました。
陽脈の虚実・陰脈の虚実を全員で診合い、虚だ!実だ!と手を合わせました。正直、脈診難しい。と感じている方は、是非お近くの講師の先生と手合せならぬ脈合わせをしてみて下さい。何か良いきっかけをいただけること間違いなしですよ。
次回は、6/22(月)です。 問診と脈診を意識して、2週間臨床して来て下さいね~ (^.^)/~~~
応用Ⅰコース月曜クラス
講師 森 孝史