基礎1コース北海道クラス 第4回

2016年7月3日、北海道基礎1クラス第4回目が行われました。今回は会場となっている北海道メディカル・スポーツ専門学校の学祭と重なっており、急遽、学校付属鍼灸治療院に移してもらい事なきを得ました。

波乱な幕開けとなりましたが今回のお題は腹診でした。お腹を五臓の区分に分けて積を探るという内容です。まずは実物の人体(私)に鈴木美由紀先生が線を引いて区分を描いていきます。続いて腹診で積を探ります。腹診では手の使い方が大事。手の平全体で触れる事、ベッドに右手を置いて圧をコントロールする事、季肋部の触り方、腎領域の触り方、等々。中でも皆さん、腎領域の探り方に苦戦していたようですが、もう少し垂直の圧をかけながら骨の方向にスライドさせると腸骨、鼠径靭帯、恥骨の位置が分かりやすいと思います。この領域だけは領域を越えて行ってはまずい事になりますので「私、失敗しないので」と胸を張って言えるように練習しましょう。

いよいよ次回は背中の兪穴、治療の本丸に入ります。今回の宿題は次回までにお腹の区分を頭の中でササッと描けるようにしてくること。次回まで3週間あります。みなさん頑張りましょう!(横井雅子)