10月2日。前回よりほぼ1か月ぶりとなりましたが北海道基礎1第9回目が行われました。
今回は鍉鍼の使い方を学びました。
鍉鍼は小児などまだ精気の虚が弱い状態や、アトピーやアレルギーなどの陽実症状の強い場合、または陽虚症状が強く一度に沢山の刺激を受け入れられない場合に使います。
鍼の操作としては毫鍼と同じですが、毫鍼と違い圧迫しないというのが重要なことです。刺手の中指から小指で支えを作り鍉鍼を皮膚に押し込まないように注意し、刺手は鍼を支えるだけにします。
鍉鍼は毫鍼と違い鍼先が皮膚に接触した時の痛みを気にすることが無いので、つい雑に速くなりがちですが、そこは毫鍼と同じくゆっくり正確に手を動かしていきましょう。押し込んでいるかどうかは、鍼をした痕が丸く窪んでいることで分かります。
押し込んでいいのは気持ちだけです。鍉鍼の5gの重さが最大と考えて下さい。
次回10回目は16日です。16日が最終回となりますが、まだ手順を覚えていない人は次回までにしっかり手順を覚えてきましょう。
ちなみに私は夜な夜なエア積聚で手順を覚えました。一人暮らしの部屋で黙々と何もない空間に鍼をする姿は、近所の人に見られると危ない人だと思われそうですが、イメージしながら手を動かすイメージトレーニングが早く覚えるコツだと思います。
手順を覚えた人はしっかり練習してたくさん質問を用意して最終回に臨んでください。(横井雅子)