こんにちは。基礎Ⅰ日曜コースの助手の伊賀秀文です。
11月19日(日)に基礎Ⅰ日曜コースの第8回目の講習会が行われました。
●今日の内容は、「今までの一通りの復習」「鍉鍼」でした。
●まずはQ&Aでしたね。
補助治療で四肢のツボを使う場合、陰経のツボを使った後に、陰経のツボより遠位の陽経のツボを使ってはいけないのか質問がありました。
近位・遠位という選穴方法と陰・陽という選穴方法の2パターンの考え方があり、どちらに基づいても良い。小林先生も補助治療を使われますが、臨床上では主訴よりも遠位のツボを選穴することが多いとお話がありましたね。 また、基本治療を終えた後にお腹の積がとり切れてない時は前回やりました四肢の要穴で対応しましたが、お腹の積が取れたけれども、主訴の変化が全く無い場合は、その人の精気の虚が施術者の基本治療では補いきれない位進んでいて、治療の影響が局所にまで行かないと考えて、さらに補助治療を加えて精気を補う場合がある。その際はドーゼオーバに気をつけて、治療時間はいつもと同じ時間内で終わるようにしましょうとお話がありました。詳細は基礎Ⅱ以降で習います。
●鍉鍼について
鍉鍼は毫鍼と構え自体は変わらないけれども、毫鍼のように摩り下ろすことはせず、鍉鍼の重さの5gで接触する程度でした。そしてイメージを働かせる事に集中しましたね。押しすぎているかどうかは、鍼をした後に鍼の跡が残っていないかで判別できましたね。
鍉鍼を使うのは、陽実病症のときでした。病症については基礎Ⅱで習います。なので、今は皮膚疾患のある方や皮膚が敏感な方、妊婦さんや乳幼児に使用するとよいでしょう。
●今回もかなり内容の濃い講義&実技だったと思います。
復習・練習に勤しみましょう。
次回、第9回目は12月10日(日)午前10時~です。
また元気にお会いしましょう。
助手 伊賀秀文