北海道基礎1コース第4回報告 2019年7月14日

7月14日(日)岩見沢市で北海道基礎1コースの第4回目が行われました。

今回は腹診による腹証の決定です。

座学では腹証の決定に必要な五臓名称による腹部の区分のやり方、腹部の触り方、積の種類・程度の分類・序列の付け方、腹証の表現等を学びました。

実技では、鈴木先生がモデルの腹部に五臓による区分を実際に描いて触り方のデモを行い、受講者も実際に触って指の使い方等を確認しました。

その後、受講者はペアに分かれて、前回までに学んだ治療手順を確認しつつ、実際に五臓名称による区分を描いた後、腹診と腹証の決定を行いました。

腹診では、五臓の区分を正確に覚え、手や指の当て方、圧の力加減や方向、積の感じ方等については、練習の回数を重ねて自分の尺度を身につけていくことが大切だと思います。

次回は背部兪穴治療になりますが、今までに学んだ治療手順をしっかりと覚えておくことも、今後、無駄な動作や時間を省くために大切になってきます。

最後に、復習として委中への刺鍼を行いました。結果、見事に刺入に成功した受講者もいました。初学者であっても集中してやればできるものですね。

夏バテしないように気をつけて、次回も頑張っていきましょう。

(佐藤隆史)