前回のおさらいとして 穴の効果を使い切るということを再確認して、今回のテーマ肩部治療と再診カルテの説明となりました。
治療を終えて立ちあがったときふらつき転倒などの減少が起こることがあります。その異常の防止として肩井を用い調整します。
左右の肩部の凝りや圧痛の部位を確認し、その反対 健側の肩井を用いて左右同じように緩め終了とします。
また妊婦さんや極端に弱っている方などドーゼオーバーにならないよう患者様の状態を観察し肩部治療を行わないという判断も必要となります。
再診カルテは太子堂で使用しているカルテを用いて説明しました。
治療時の患者様の状態や天候などを記録します。病状は患者様の言葉で記載します。再診カルテはご自身ばかりではなくスタッフ間での情報共有できるようメモには変化の進み具合や次回治療への提案など記載するのも大切です。また、カルテ記載に時間を取らないよう経穴名や天候など記号を用いる工夫も必要です。
治療中のカルテ記載は心拍数程度として治療後に集中して記載することによって無駄な時間を省くようにしましょう。
実習では、まず肩部治療のデモンストレーション。
続けて、各自基本治療を通しで行います。またカルテ記載までを1時間で終えるよう効率的に進めましょう。
さて、北海道クラスですが今回まで3週連続の講習でした。なかなか復習の時間も取れずきつかったでしょうが、みなさんそれぞれの上達具合が確実に見えてきています。
次回まで少し時間があるので、再度覚え間違いがないかの復習と治療の流れを体にしみこませるため反復練習できますね。ご自身の環境によって学び方の工夫が必要と思いますが、その工夫もすべて力になります。一歩一歩前進していきましょう!!
(笠 秀明)