基礎1東京日曜クラス 第2回報告 その2

聴講助手の佐藤です。5月24日(日)に基礎1東京日曜クラスの2回目の講義が行われましたのでご報告させていただきます。
今回の講義の前半は、まず前回の復習ということで、スライドを中心とした「積聚治療の構造・目的」と「刺鍼」について行われ、その後「積聚治療の特徴」を講義されました。
「積聚治療は病気でなく人をみる。」
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この言葉は、東洋医学系の書籍にはよく出てくる内容ですが、書籍では具体的な内容には触れておらず本当の意味で理解するのは難しい内容です。
それを今回の講義では、例えば他の治療との比較や沢山の例を用いて講義されましたので、受講生の皆さんに「病気でなく人をみる」積聚治療の特徴はしっかり伝わったのではないでしょうか。
その後は治療の最初の手順である「接触鍼」の講義です。
ここでは「接触鍼」も当然精気の虚に対し行われるのですが、まずは表層の気を動かし結果深層や精気の虚に影響がいくという内容で、筋や皮膚を狙うのではないことを強調されました。更に実際に治療で効果が出るような方法なども話され、受講生も集中して聞かれていたと思います。
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講義も後半に入りますと、実技の内容に入りましたが、今回は「接触鍼」の方法と「指標」について行われました。
「接触鍼」は刺すのではなく、押すこと。「指標」は骨に向かって押して、中の組織をイメージすること。この二点を先生は強調されました。
初めての「接触鍼」に最初皆さん戸惑っておりましたが、先生が全体を回られてアドバイスされる度にフォームを含め鍼の当たり、指標の触り方も良くなったと思います。

次回は6月7日(日)13:00- 実技はその場で出来ても、少し時間が立つとついつい忘れてしまいがちです。先生の言われた通り、手が慣れることを目標に練習してきて下さい。

基礎1日曜クラス聴講助手 佐藤